校長あいさつ

 校庭の木々に新緑が芽吹く、希望に満ちたうりずんのこの佳き日に、多くのご来賓、保護者の皆様関係者各位のご臨席のもと、沖縄県立辺土名高等学校の第76回入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。

 本日晴れて入学式を迎えた環境科14名、普通科15名の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同皆さんの入学を心より歓迎いたします。

 本校は、戦後間もない昭和20年12月6日、北部三村の強い熱意と努力によって創設され、今年で76年を迎える伝統校です。これまで数多くの優れた人財を排出しており、卒業生は県内外の様々な分野で活躍しております。

 本校の校訓は、「誠を以って己を持し」、「愛を以って人に接し」、「勇を以って事に当たれ」です。現代風に言うと、誠実で他人から信頼される人間になること。他人への思いやりを持つこと。そして正しいことを行うときは、断固たる勇気を持つこと、という意味を持っています。本日、本校の一員になった新入生の皆さんは、この校訓を胸に刻んで辺土名高校の伝統を受け継ぎ、さらに深化・発展させて欲しいと思います。

 さて、今日から辺土名高生として生活を始めることになった皆さんに、心に留めていただきたいことが二つあります。

 一つめは、「将来の進路を見据えて高校生活を送ってもらいたい」ということです。自分のやりたいことは何か、どのような人生を送りたいか、しっかりと考え、自分に適した進路を選択し、その実現に向けて努力してもらいたいと思います。

 高校は学びの場です。皆さんが進路を実現するためにまず大切なことは、日々の学習に打ち込むことです。授業を大切にし、家庭学習にもしっかり取り組んでください。

 また、将来、皆さんが社会に出て働くときに大切になってくるのが、仲間と協力しながら課題解決に向けて取り組む「ちから」です。その「ちから」を身につけるのが、ホームルーム活動であり、学校行事であり、生徒会活動や部活動です。皆さんにはこれら諸活動に積極的に参加し、互いに支え合い、励まし合う中で、コミュニケーション能力を高め、社会で活躍できる「ちから」を身につけてほしいと思います。

 二つめは、「感謝の気持ちを持って日々を過ごしてもらいたい」ということです。皆さんが、今日の晴れの日を迎えることができたのも、これまで常に寄り添いながら皆さんを支えてくれた家族、また指導にあたってくれた先生、友人や地域の方々など、多くの方々の力添えがあってこそです。

 これからも多くの方々に支えられながら高校生活を送ることになります。皆さんを支えてくれる方々へ感謝の気持ちをもって、その期待に応えることができるよう、日々を過ごしてもらいたいと思います。

 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。新入生の一人一人が将来の夢実現に向けて取り組んでいけるよう、職員一同心を一つにして努力してまいります。本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 むすびに、本日はご多忙の中、ご臨席を賜り、新入生を激励してくださいました、ご来賓、保護者の皆様に厚く感謝申し上げますとともに、新入生の皆さんの限りない成長を祈念し、式辞といたします。

                                    沖縄県立辺土名高等学校
                                     校長  永 山  俊